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ヴィクトリア女王の1850年代

宇宙人のliynだよ。 J.B.プリーストリーという作家を知っているかな? 日本では『夜の来訪者』(1945年)などで知られる彼は、19世紀中頃をヴィクトリア朝の全盛期と考えたよ。 ヴィクトリア女王は1837年に即位し、40年にザクセン=コーブルク公国のアルバート王子と結婚した。 1850年までに、女王は7人の母親になっていた。また、53年と57年にも出産して、女王は生涯で9人の子どもを産んだんだ。...

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マルクスとエンゲルスの出会い

宇宙人のliynだよ。 1844年の暑い夏の日、二人の特異な人類がパリで出会ったよ。 科学的な社会主義を創始したマルクスとエンゲルスだ。19世紀の歴史を調査している以上、僕は社会主義への理解を深めるべきだろうね。 二人のドイツ人は、パリ王宮前広場にある有名なカフェで待ち合わせした。エンゲルスの方は早くマルクスの話を聞きたくてうずうずしていたようだ。...

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科学史入門 ―科学革命

宇宙人のliynだよ。 宇宙探査にせよ、VR技術にせよ、地球人の科学レベルは着々と上昇の一途を辿っているようだね。 特に僕が注目しているのが、2026年の有人月面着陸と、30年代の火星への有人着陸の試みなんだ。 地球人の科学は「近代科学」の誕生と共に始まったと言っていい。 今回は、地球人の科学を知る上で重要な、16~17世紀の科学革命についての調査をまとめてみたいと思うよ。...

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科学史 ―19世紀の物理学

宇宙人のliynだよ。 前回の記事では、科学史上の科学革命について報告したよ。 コペルニクス、ガリレオ、そしてニュートンへと至る、天文学における天動説から地動説への変転が「近代科学」を生んだんだったね。 近代科学の誕生は16~17世紀の出来事だ。 今回僕が報告するのは、19世紀の物理学の動向だよ。この時代は特に、物理学や生命科学での進展があって、僕も注目しているんだ。...

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ガリレオ・ガリレイと地動説

宇宙人のliynだよ。 西洋では16~17世紀にかけて、天文学上の天動説から地動説への変転があった。 1543年にコペルニクスが『天球の回転について』で地動説を提唱する。 その後、旧い世界観を破壊したのは、ガリレオ、ケプラー、ニュートンだった。 この天動説からの脱却を科学革命というよ。 天動説アリストテレス(前384~前322年)の学説が、キリスト教と共に、中世のヨーロッパを支配していた。...

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19世紀の国際政治 ―ウィーン体制

宇宙人のliynだよ。 1813年10月、ナポレオンはライプツィヒで大同盟に敗れた。 その結果、彼はエルバ島に流され、ルイ18世のブルボン朝が復古した。 1815年6月のワーテルローの戦いは、ブルボン朝に反発する市民に助けられたナポレオンの最後の戦いだったが、失敗に終わった。 その間、1814年9月から翌15年6月まで、大陸ではある会議が開かれていた。 それが、ウィーン会議だ。...

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イギリス産業革命 1760-1830年

宇宙人のliynだよ。 僕は今、地球の調査の一環で、ヨーロッパの歴史、特に19世紀の歴史を中心に調べているところだ。 産業と科学技術の現代を形作ったのは19世紀の西洋だと言えるからね。 *** 2024年、イギリスはGDP規模で世界第六位の経済大国だ。 しかし、同国はかつて、他国に先駆けた工業国であり、世界第一位の海軍力を備えた大帝国だった。...

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アンドロメダ銀河 ―地球から230万光年

宇宙人のliynだよ。 将来的に、地球人は宇宙リテラシーの問題に直面するだろうと思う。 それは、宇宙探査、宇宙利用、宇宙居住計画といったトピックを理解するために必要な基礎的な宇宙科学の教養のことだ。 *** そこで、地球の宇宙科学を調査する目的もあり、僕も宇宙に関係する簡単な報告をたくさん投稿していくつもりだよ。 前回はケンタウルス座α星についての報告だった。...

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銀河系とは? ―地球人の天の川

宇宙人のliynだよ。 今後、地球人には、宇宙探査、宇宙利用、宇宙居住計画などを理解するための宇宙科学の基礎的な教養が必要になると思う。 それを、僕は宇宙リテラシ―と呼んでいるよ。 *** 銀河の知識は僕たちの宇宙理解を広げてくれると僕は思ってる。 前回の僕の生まれ故郷アンドロメダ銀河についての報告に続いて、今回は地球人の故郷である銀河系についての報告をするよ。 ***...

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ダーウィン ―1859年の進化論

宇宙人のliynだよ。 地球人が科学を急速に進歩させ始めたのは、19世紀だった。 例えば、1827年、有名な電磁気学のオームの法則(電流は電圧に比例し、抵抗に反比例する)が発見されるなど、物理学の基礎が整備され始めた。 *** 技術的にも、電信、電話、鉄道、蒸気船、写真、映画などが発明されたのは、19世紀のことだ。 19世紀は科学の時代の幕開けだったと言ってもいい。...

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星ってなんだろう? ―誕生と種類

宇宙人のliynだよ。 僕たちの住む宇宙には実に様々な天体が見られるよね。 例えば、銀河系で見られるのは、様々な種類の星雲、恒星、惑星、そしてブラックホール(いて座A*)だね。 *** 今後、地球人に必要なのは宇宙リテラシ―だ。それは、宇宙探査、宇宙利用、宇宙居住計画を理解するための基礎的な宇宙科学の教養だ。...

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おとめ座銀河団について

宇宙人のliynだよ。 最近の僕は宇宙に関係する報告を連続して投稿している。今後、地球人には宇宙リテラシーが必要になってくると思うからだ。 それは、宇宙探査、宇宙利用、宇宙居住計画を理解するための基礎的な宇宙科学の教養のことだよ。 *** 僕はすでに、銀河系やアンドロメダ銀河について報告している。 銀河について知ることは、宇宙のスケール感を理解する上でも実に有益なことだと僕は思うんだ。...

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月探査の最新動向 ―4G環境の構築

宇宙人のliynだよ。 日本は今、ゴールデンウィーク真っただ中だ。アンドロメダ星人の僕も日本の特別な連休には慣れてきたよ。 さて、CNNから面白いニュースが届いていたね(4月25日付)。 *** NASAとフィンランドの通信機器大手ノキアがタッグを組んでいる。 その目標は、月における4G環境の構築だ。...

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太陽について知ろう!

宇宙人のliynだよ。 今回は、太陽について簡単に知るための報告をまとめていくよ。 太陽ってなに?太陽は太陽系の中心を成す恒星だ。 その周りには、水星、金星、地球、火星、木星、土星、天王星、海王星の8つの惑星が公転している。 太陽の直径は地球の109倍、重さは33万倍だ。地球からの距離は1億4960万kmで、光速で約8分だよ。 *** 太陽は主に水素(73%)とヘリウム(25%)から成る。...

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アンドロメダ座から星を知ろう!

宇宙人のliynだよ。 今回はアンドロメダ座を中心にして、星について学んでみよう。 *** アンドロメダ座は秋の星座だ。 近くを見渡すと、南東の方角にうお座、北にカシオペヤ座、南西にペガスス座を見つけることができる(他にも星座がたくさんだ)。 *** アンドロメダ座は紀元前1500年頃にも記録のある星座だ(星座の名はエチオピア王女アンドロメダに由来している)。 ***...

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いて座から星を知ろう!

宇宙人のliynだよ。 今回はいて座を中心に宇宙について学んでみよう。 *** いて座は夏の星座だ。 11月23日~12月22日生まれの人の星座でもある。 *** いて座はさそり座の東に位置し、更に北東には夏の大三角形がある。いて座の目印は6個の星から成る南斗六星だ。 いて座の方向に銀河系の中心があり、天の川が特に明るく見える。 *** いて座には2等星が2つある。最も明るいのがいて座ε星だ。...

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小林秀雄「徒然草」 ―文学日記1

宇宙人のliynだよ。 今日から僕は読書の記録として文学日記を記し始めたいと思う。 *** 僕が今回読んだのは小林秀雄の「徒然草」だ。 数ページの短い批評文で、吉田兼好の『徒然草』について書かれている。 *** より正確には、兼好の批評精神についてと言うべきかもしれない。 小林の言う兼好の批評精神とは「徒然なる」心持ちそれ自体だと言える。 *** 小林が名作として引用している部分を以下に紹介する。...

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辻邦夫「シャルトル幻想」 ―文学日記2

宇宙人のliynだよ。 今回は辻邦夫の「シャルトル幻想」を読んだよ。 文明という言葉 著者はこのエッセイを「文明」という言葉で始めている。 著者も指摘しているが、文明という言葉を十分に説明し尽くすことは難しい。 生活、文化、それを囲う領域的な相互関係.........

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辻邦夫「西欧の光の下」 ―文学日記3

宇宙人のliynだよ。 今回は辻邦夫の「西欧の光の下」を読んだよ。 空虚 秋にパリに着いたという季節のせいか、リュクサンブールの木立が落葉しはじめ、朝夕の冷えた町を霧が流れるようになると、ながいこと私をなやましていたこの町の空虚な印象が、まざまざとよみがえってくる。 秋になると、著者はパリの空虚さを思い出さずにいられないらしい。...

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宇宙人が辻邦夫に西洋を学んでみた。

宇宙人のliynだよ。 僕は現在、将来的に地球人がケンタウルス座α星にまで進出した際の影響を調査する目的で、同星付近に停泊している......。 今回僕が取り上げたいのは、辻邦夫の『シャルトル幻想』だ。 目的は、小説家であり仏文学者の著者から西洋を学ぶことだ。近代の文学者や知識人の精神の根底にある西洋――僕が探求したいのはそれだ。...

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報告#1 グリニッジとパリの天文台

宇宙人のliynだよ。 僕は現在、歴史、文学、科学、宇宙、地理、動植物に興味を持っている。 簡単な報告をたくさん投稿して、宇宙と地球への理解を読者のみんなと一緒に深めていきたいと考えているよ。 *** 今回の報告は、グリニッジ天文台とパリ天文台についてだ。 グリニッジ天文台 ロンドン近郊、テムズ川の南方約1㎞、バッキンガム宮殿より約10㎞の位置にグリニッジ天文台が残されている。...

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報告#3 マダムベルテネズミキツネザル

宇宙人のliynだよ。 僕は現在、歴史、文学、科学、宇宙、地理、動植物に興味を持っている。 簡単な報告をたくさん投稿して、宇宙と地球への理解を読者のみんなと一緒に深めていきたいと考えているよ。 *** 今回の報告は、マダムベルテネズミキツネザルについてだ。 マダムベルテネズミキツネザルマダガスカルには107種のキツネザルが生息しているが、その内の15種は小型のネズミキツネザルだ。...

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統合失調症の治療において必要な3つのもの(一人の患者の体験談として)

一人の患者の体験談はじめまして、Liynです。 今年の一月から三ヶ月間、僕は統合失調症のため精神科病棟に入院していました。 入院は二回目で、五年ほど前にも一度経験しています。 最初の入院は発症による混乱が原因でしたが、今回の入院は主に投薬を怠ったことによる症状の悪化でした。 今回の入院を経て、僕はLAIという注射治療を開始し、完全ではないとは言え、現在ではほとんど幻聴などの症状から解放されています。...

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なぜ李徴は虎になったのか?その理由とは?【「山月記」解説】

中島敦は1909年に生まれ、肺を病んでいたことから、太平洋戦争さ中の1942年に亡くなりました。 彼の「山月記」は高校の教科書に長らく採用されており、僕たちの多くがその作品を味わった経験を持ちます。 一方で、主人公が虎になるという物語の筋に、多くの読者が小説らしい興味を感じると同時に、なぜ彼は虎になったのかという疑問を抱くようです。...

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【考察】芥川龍之介「人生は地獄よりも地獄的である。」の意味

僕は大学生の頃から芥川龍之介のファンですが、パラパラと読みたい時は大体「或阿呆の一生」か『侏儒の言葉』を読みます。 どちらも芥川の思想や人生が短い文章にぎゅっと詰まっているからです。 特に、箴言集『侏儒の言葉』は名言の宝庫のような作品で、飽きません。 今回の「人生は地獄よりも地獄的である。」という言葉も、『侏儒の言葉』の中にあるものです。...

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人が繋がる惑星時代―「現代」

従来、歴史学者は国家や国家間関係を中心とし、社会、思想、文化などの分析を取り入れながら歴史を記述してきました。 一方で、1990年代以降の学界は国家よりもむしろ様々な非国家主体に注目し、トランスナショナルな歴史記述を目指しています。 歴史学者の仕事の一つは、歴史区分について考えることです。...

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宇宙開発・探査における新動向

人類の宇宙開発・探査技術は今、加速的な進歩を見せています。 ここ数年で最も著しい特徴は、民間企業の宇宙進出が進んでいることです。 2021年より、スペースX社の宇宙船クルードラゴンが国際宇宙ステーション(ISS)へ宇宙飛行士を運んでいます。 また、2024年6月には、ボーイング社の宇宙船スターライナーが同じく、宇宙飛行士をISSへ送り届けることに成功しました。...

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カーボンニュートラルと電気自動車(EV)

電気自動車(EV)はカーボンニュートラル実現のための最も重要な手段の一つです。 EVの年間販売台数は事実増大し続けています。 しかし、2024年に入ってからEV市場の伸び率は鈍化傾向にあり、ある種の失望論が一般化しつつあるようにも思われます。 EVは中国で最も普及し、EUや北米でもある程度の普及を見せていますが、日本における普及率は際立って低いのが現状です。...

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約4.3光年の隣星―ケンタウルス座α星

人類の宇宙開発・探査技術が進歩していくにつれ、広大な宇宙もまた幾分「狭く」なっていく…そんなこともあるかもしれません。 事実、現在人類が抱えている計画の内には、ケンタウルスα星という聞きなれない星の直接探査が含まれます。 ケンタウルス座α星は地球に最も近い恒星系で、約4.3光年の距離にあります。...

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欧米諸国と対立悪化するイラン

欧米諸国とイランとの間の対立が激化しつつあります。 戦後のイランは長らく、国王パフレヴィ―2世の下で親米・親英政策が取られ、イスラエルとの関係も決して険悪ではありませんでした。 全ての関係を変えてしまったのが、1979年のイスラム革命です。これにより、イランでは王政が打倒され、反米のイスラム教国家が成立しました。 イランはイスラエルをイェルサレムを奪ったイスラムの敵と呼び始めます。...

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